リンジャニ山は活火山であり、インドネシア列島を横断する火山弧の一部を成しています。リンジャニ山の主峰自体は近年大規模な噴火を起こしていませんが、カルデラ内部にある小さな火山錐「バルジャリ山」は、過去数十年にわたって複数回の噴火を引き起こしてきました。これらの噴火では火山灰の噴煙や火口内での溶岩流が発生し、活動が高まった時期には国立公園が一時的に閉鎖されることもありました。バルジャリ山はセガラ・アナク湖の縁に位置し、より大きなリンジャニカルデラ内における主な火山活動の噴出口として機能しています。
インドネシアの火山地質災害対策センターは、年間を通してリンジャニ山を監視しています。活動レベルは定期的に更新され、火山性地震が増加した場合には、カルデラ内の特定区域への立ち入りが制限されることがあります。これらの対策は、特に湖へ向かうトレッカーやバルジャリ山のふもとでキャンプをする人々の安全を守るためのものです。通常の条件下では山頂ルートはおおむね安全とされていますが、雨季のピーク時には地滑りの危険性や視界不良のため、山全体が閉鎖されます。
リンジャニ山は活火山に分類されているものの、トレッキングはロンボク島で最も人気のあるアクティビティのひとつです。火山地形は山の独特な景観を形づくり、セガラ・アナク湖や温泉、そしてカルデラ縁からの眺望は、この火山が持つ長い地質学的歴史の産物です。訪れる人々は、公式ガイドラインに従い最新の情報を確認しながら、このダイナミックな自然環境を安全に楽しむことができます。